【Alice】Chapter1-9 ウサギの独り言

Alice Chapter1

前回の

Chapter1-8 それは珍しいことではないよ

の続きから訳していきます(∩´∀`)∩

There was nothing so very remarkable in that; nor did Alice think it so very much out of the way to hear the Rabbit say to itself, `Oh dear! Oh dear! I shall be late!’ (when she thought it over afterwards, it occurred to her that she ought to have wondered at this, but at the time it all seemed quite natural); but when the Rabbit actually took a watch out of its waistcoat-pocket, and looked at it, and then hurried on, Alice started to her feet, for it flashed across her mind that she had never before seen a rabbit with either a waistcoat-pocket, or a watch to take out of it, and burning with curiosity, she ran across the field after it, and fortunately was just in time to see it pop down a large rabbit-hole under the hedge.

今回は、

nor did Alice think it so very much out of the way to hear the Rabbit say to itself, `Oh dear! Oh dear! I shall be late!’

までを訳していこうと思います。

では、さっそく始めていきます(/・ω・)/

nor did Alice think

didの後にAliceが来ているように

語順が倒置になっていますね。

nor…というよりも、

否定語が文頭に来た場合は、

強調のために倒置の形になるようです。

英文を書く場合はちょっと苦労しそうですが、

読む場合は倒置になっていれば強調している場合が多いので、

そこまで苦労しなそうですね。

英文を書くときには、倒置ということと、

否定文が頭に来たことによって、

didn’tとならず、過去形の原形didになる

動詞は原形になる(think

点に注意が必要です。

では、このnorは何なのでしょう?

『;』は等位接続詞の意味を持ちますが、

その意味を更に詳しくするために、

等位接続詞norがつけられたのかな?と思います。

等位接続詞norの意味は

『~もまた…ない』

前の文では、

There was nothing so very remarkable in that;

《その出来事自体はたいして珍しいことではなかったよ》

と言っています。

ここでnor

『~もまた…ない』

という意味の単語が使われているので、

《珍しくもなかったし、~でもなかったよ》

と否定文が2つ続くと推測できますね(∩´∀`)∩

なので、

nor did Alice think (that)

《またアリスは思わなかったよ》

※名詞節を導く従属接続詞thatの省略のため、

この後に文が続きます。

どのように思わなかったの?

it so very much out of the way

《そんなに常軌に逸したことではない》

so veryについては、

前回の『Chapter1-8 それは珍しいことではないよ

でやっていますね。

それの否定形なので、全く同じです。

《そんなに~ではない》

くらいが適切かと思います。

out of the way

wayが道、outで外なので、

道から外れているということ、

つまり、《普通じゃないよ》ってことですね。

それをちょっとカッコ良く書いてみようと思って、

it so very much out of the way

《そんなに常軌に逸したことではない》

と訳してみました(*´▽`*)

この後の文を見ると、

to hear the Rabbit say to itself,

と続いています。

不定詞がくっついていますね(;゚Д゚)

不定詞は『to + 動詞の原形』のイメージが

ものすごく強いですが、

使われている動詞が他動詞であれば、

ちゃんとその後に目的語がきます。

学生時代は感覚でやっていたことを

思い出してしまいますね(´▽`;)ゞ

そしてこの文は、

to hear (that) the Rabbit say to itself,

先ほどもありましたが、

名詞節を導く従属接続詞thatが省略されていますね。

なので

the Rabbit say to itself

といった文がくっついてきています。

itselfは『それ自身』

ものや動物などに対して用います。

なので、

the Rabbit say to itself

《そのウサギは自分自身に対して言った》

つまり、

the Rabbit say to itself

《そのウサギは独り言を言った》

となります。

以上から、

nor did Alice think it so very much out of the way to hear the Rabbit say to itself,

《そのウサギの独り言を聞いても、そんなに常軌を逸していることだとアリスは思わなかった》

では、アリスが聞いたウサギの独り言はどんなことだったのでしょうか?

`Oh dear! Oh dear! I shall be late!’

Oh dear!

は慌てている時や取り乱してしまった時に

使う言葉ですね。

weblio辞書を見てみると、

『なんとまぁ』とか出てきますが、

あまり慌ててる感が出ていないような気がします(;´・ω・)

…びっくりした様子は出ているのかな?

今回の言葉ですと、

I shall be late!

『遅れてしまいそうだ!』

と言っているので、

とても慌てていそうですね。

なので、

Oh dear!

は《えらいこっちゃ!》などという訳が

適切になるかと思います。

…今あまり聞かなくなったような気がしますね、

《えらいこっちゃ!》なんて…

《まずい!》くらいにしておきましょうか(´▽`;)ゞ

なので、ピンクの目をした白いウサギは

`Oh dear! Oh dear! I shall be late!’

《まずい!まずい!遅れてしまいそうだ!》

という独り言を言っていたことになります。

ちなみにshallは未来の出来事を表しています。

ですが、それは話し手の意志とは関係なくです。

なので、何かあって遅れたのかもしれませんが、

話し手が遅れようとして遅れたわけではないということです。

ですが、未来だからと、

willを使ってしまうと、

語り手の意志が入ってしまうので、

意図的に遅れようとした

という意味になってしまいますね。

意図的ならこんなに慌てませんね(´▽`;)ゞ

これらから、今回の英文の訳を見てみると、

nor did Alice think it so very much out of the way to hear the Rabbit say to itself,`Oh dear! Oh dear! I shall be late!’

《「まずい!まずい!遅れてしまいそうだ!」というそのウサギの独り言を聞いても、そんなに常軌を逸していることだとアリスは思わなかった》

となるかと思います。

ただ、これだとnorの意味が否定の意味でしか捉えていないことになるので、

ちょっと前回の文もつけてみたいと思います。

There was nothing so very remarkable in that; nor did Alice think it so very much out of the way to hear the Rabbit say to itself,`Oh dear! Oh dear! I shall be late!’

《その出来事自体はたいして珍しいことではなかったし、「まずい!まずい!遅れてしまいそうだ!」というそのウサギの独り言もまた、そんなに常軌を逸していることだとアリスは思わなかったよ》

となるでしょうか。

どっちの文も否定しているからね~、

というのがnorですね。

ピンクの目をした白いウサギは珍しいものではないはずですが、

ウサギが独り言を言っていたら正直びっくりしますよね(゜ー゜;Aアセアセ

ですが、この時のアリスはボーっとしていたのもあったせいか、

特別変なことだとは思わなかったんでしょうね。

このままアリスがボーっとしていれば、

物語が始まらずに終わっていたのですが…

果たしてこれから物語はどのように始まっていくのでしょうか?(∩´∀`)∩