前回の
『Chapter1-55 アリスも少しびくびくしていたみたい』
の続きを訳していきます(∩´∀`)∩
First, however, she waited for a few minutes to see if she was going to shrink any further: she felt a little nervous about this; `for it might end, you know,’ said Alice to herself, `in my going out altogether, like a candle. I wonder what I should be like then?’ And she tried to fancy what the flame of a candle is like after the candle is blown out, for she could not remember ever having seen such a thing.
前回までのお話としてはは、
ビンの中身を飲んだ結果、
体が10インチほどになったことに喜んでいたのですが、
もっと縮んでしまわないか不安になったので、
数分待ってみたよ、というお話でした。
今回はその心の内を話してくれるようですね(´▽`;)ゞ
`for it might end, you know,’ said Alice to herself, `in my going out altogether, like a candle. I wonder what I should be like then?’
forがきているので、
理由を述べているのがわかります。
これ以上縮まないか心配になったことへの理由ですね。
`for it might end, you know,’ said Alice to herself,
《「だって、終わっちゃうかもしれないんだよ」とアリスは独り言を呟きました》
ここでのendは『人生の終わり』的な意味でしょうね。
you knowは何度も出てきていますが、
同意、共感を求める問いかけみたいなものですね。
では、次です(/・ω・)/
`in my going out altogether, like a candle. I wonder what I should be like then?’
ちょっと分解して見ていきます。
in my going out altogether, like a candle.
《ろうそくのように体が完全に消えちゃうかもしれないんだもの》
ここでのinは前の文のendから繋がっていますね。
end inです。
『~という結果になる』といった意味ですかね。
inは『内』でしょうから、
それを含んだもので終わる、と考えればいいのかなと。
そして、go out
ここでは、『消える』が妥当でしょうかね。
この前にアリスが
『終わっちゃうかもしれないんだよ』
と言っているので、
縮みすぎて消えることを不安に思っている、
という予測がつきそうです。
altogether
は『完全に』なので、
縮みすぎるというよりも、
もう存在しないように消えちゃうことを
懸念していたんですね。
そして、例えを言っています。
like a candle.
《ろうそくのように》
ろうそくは蝋が残るイメージなので、
完全に消えるというイメージがつかない私ですが…
アリスとしてはそう感じたんでしょうね。
でも、確かにだんだん小さくなっていって、
最終的には消えてしまうものの例えって
難しいかもしれませんね(´▽`;)ゞ
では、次です(/・ω・)/
I wonder what I should be like then?’
《そうなったら私はどのようになっちゃうのかなぁ?》
wonderは『~かしら』と不思議に思うことですね。
どうなるのか気になるなぁ、という好奇心も
もしかしたらあるのかもしれません。
そして、この文は間接疑問文になっていますね。
what以下が疑問文の形ではなく、
『主語+動詞』の一般的な語順になっています。
(『平叙文』というんでしたっけ?)
そして、likeは前置詞でしょうね。
前置詞なのに後ろはthenと副詞になってるよ!
となるかもしれませんが、
likeの後の名詞はwhatかと思われます。
なので、《どのように》と訳してしまっていますね。
以上から、
`in my going out altogether, like a candle. I wonder what I should be like then?’
《「だって、終わっちゃうかもしれないんだよ」とアリスは独り言を呟きました。「ろうそくのように体が完全に消えちゃうかもしれないんだもの。そうなったら私はどのようになっちゃうのかなぁ?」》
となるかと思います(∩´∀`)∩
アリスを見ていると、
人生を楽しんでいるように見えるので、
色んな体験は楽しみたくても、
やはり消えたくはないんですね…
って、当たり前なのですが(´▽`;)ゞ
実際縮みすぎて完全に消えてしまった場合って、
どうなるんでしょうね?
常識的にはありえないことですが、
ちょっと興味深いです。
とはいえ、仮にそういうことができたとしても、
薬にもよるんでしょうけど…
それこそ0に収束すると言えるくらい
ずっと小さくなるかもしれないですし、
(風に吹かれれば簡単に飛ばされるけれども、
一応存在はしている…)
そのまま存在自体が消滅するのかもしれないですし…
いきなりポンっと消えた場合はどうなるんでしょうね?
…神隠しとかだとどうなるんでしょう?
なんて色々と考えてしまいますが、
実際にめぐり合うこともまずなさそうなので、
これを考えるのはここまでにします(;´・ω・)
そして、まだ一文としては少し残っていますね。
さて、残りはどんなことを言っているのでしょうか?
それはまた次回のお話となります(∩´∀`)∩