前回の
『Chapter1-15 アリスも穴の中に飛び込んじゃった』
の次の文から訳していきます(∩´∀`)∩
The rabbit-hole went straight on like a tunnel for some way, and then dipped suddenly down, so suddenly that Alice had not a moment to think about stopping herself before she found herself falling down a very deep well.
ちょっと長めですが、
分割しながら見ていきたいと思います(/・ω・)/
The rabbit-hole went straight on like a tunnel for some way,
go straight onで
『一直線に進む』といった意味があります。
このonは副詞でしょうね。
継続、続いている意味で使われています。
onのイメージは『くっついている』なので、
直線がくっついているという意味から、
続いている、となっているんでしょうね。
そして、直後にあるlikeが前置詞になります。
likeは前置詞で『~のような』といった
例えの意味がありますので。
なので、
like a tunnel
《トンネルのような》
ということですね。
for some way
のwayは『方法』の意味ではなくて、
『距離』といったdistanceに近い意味です。
私のイメージですが、
wayは目的地までの道をきちんと意味しているけれど、
distanceはあくまで距離だけで、
目的地の道なんて関係ないという
ちょっといい加減さがあるような気がします。
「あー、あそこ遠いよね(具体的な距離も道もわかんないけどそんな気がする)」
というニュアンスかなぁと勝手に捉えています(´▽`;)ゞ
なので、
for some way
《ある程度の距離》
と訳しておきます。
forは『~の間』の意味ですね。
これは時間だけでなく、
距離にも言えることですので。
直訳すると『いくらかの距離の間』となるかと思うので、
《ある程度の距離》としています。
以上から、先ほどの文は、
The rabbit-hole went straight on like a tunnel for some way,
《ウサギの巣穴はトンネルみたいにある程度まっすぐに続いていて、》
と訳しておきます。
では、次の文です。
and then dipped suddenly down,
and thenで『その後、まもなく』
suddenly down
なので、『突然下がった』
dipは『下り坂になる』という意味があるので、
これをそのまま使ってみましょうか(´▽`;)ゞ
それらから意味は、
and then dipped suddenly down,
《その後、突然ガクンと下がる下り坂になっていました》
となるかと思います。
とりあえず、dipもdownも使われているので、
なんかものすごく下がっていそうだなーということで、
《ガクンと》なんて言葉を入れています(/・ω・)/
突然下がった、なんていかにも驚いていそうだから、
驚いたくらい下がったのかな?
という理由もありますが(´▽`;)ゞ
ちなみにandという等位接続詞があるので、
この文自体には主語が省略されていますね。
主語はThe rabbit-holeです。
では、次の文です(∩´∀`)∩
so suddenly that Alice had not a moment to think about stopping herself before she found herself falling down a very deep well.
ちょっと長いですね…。
そして、so that構文が見えます。
so suddenly
《突然すぎたので》
とでも訳しておきましょうか。
that以下は文が続きます。
ちょっと分割して、
まずはこの文です。
Alice had not a moment to think about stopping herself
この文で変わってるなーと思うところが、
had notですね。
過去完了形かな?
と思ったら、hadの後に動詞がないんですよ。
had notはイギリス英語で
did not haveのことらしいです。
なので、
Alice had not a moment
『アリスはその瞬間すら持っていなかった』
と、とりあえず直訳しておきます。
では、どんな瞬間がなかったんでしょうね?
to think about stopping herself
《彼女自身を止めることについて考えること》
とこちらも直訳。
これらを合わせて意訳すると、
Alice had not a moment to think about stopping herself
《アリスは踏み止まろうと思う暇すらありませんでした》
となるかなーと思います。
その後の文を見てみると、
before she found herself falling down a very deep well.
《とても深い井戸のようなところを落ちていたことに気づく前に》
foundは第5文型として使われていますね。
herself falling down a very deep well
を
She fall down a very deep well
と考えるとわかりやすそうですね。
第5文型の文構造としては、
このように置き換えれるはずなので、
意味として異なることもありません。
wellは『井戸』という意味の他に
『井戸のようなもの』という意味もあります。
英語だとよく『井戸のようなもの』と
例えとして使われるんでしょうかね?
このような表現の仕方がされている英単語は
あまりないような気がするのですが…
以上から、文を繋げると、
so suddenly that Alice had not a moment to think about stopping herself before she found herself falling down a very deep well.
《突然すぎて、アリスは踏み止まろうと思う暇すらなかったの。気が付いたら、とても深い井戸のようなところを落ちていたよ》
先ほど
before she found herself falling down a very deep well.
《とても深い井戸のようなところを落ちていたことに気づく前は》
と訳していましたが、
なんとなくこの訳だと意味が繋がらない気がしました。
ここは
『とても深い井戸のようなところを落ちていたことに気づく前までは、踏み止まろうと思う暇すらなかった』
とちょっと文を変えて見てみると、
『とても深い井戸のようなところを落ちていたことに気づく前までは』
踏み止まろうと思う暇すらなかった。
と、この表現を見ると、
「とても深い井戸のようなところを落ちていたことに気づいたんだね!」
ということがわかります。
そこから
「あれ?私ってもしかして深い井戸みたいなところを落ちてない?」
と言っているアリスのイメージが出てきました。
とはいえ、さすがにここの部分はどうもしっくり来ないので調べてみたのですが、
「ここには英語的表現が入っている」
とかいう記述を見ました。
そんな言い方だけだと正直しっくり来ないんですけどね。。。
ですが、英語的表現の中には
こういう考え方があるのかな、
と勝手に思っておくことにします(´▽`;)ゞ
以上から、今回の全ての文を繋げると、
The rabbit-hole went straight on like a tunnel for some way, and then dipped suddenly down, so suddenly that Alice had not a moment to think about stopping herself before she found herself falling down a very deep well.
《ウサギの巣穴はトンネルみたいにある程度まっすぐに続いていて、その後、突然ガクンと下がる下り坂になっていたんだ。突然すぎて、アリスは踏み止まろうと思う暇すらなかったの。気が付いたら、とても深い井戸のようなところを落ちていたよ》
となるかと思います。
今回の和訳は以上となります(∩´∀`)∩
ちょっと長めの文を色々と考えながら訳してみましたが、
ちょっと頭が痛くなってしまいますね(´▽`;)ゞ
beforeの部分が予定外でした(゜ー゜;Aアセアセ
コメント
beforeのあたりがわからなかったので、とても助かりました。わかりやすいです。
ありがとうございます。