前回の
『Chapter1-13 あんなウサギを見たら強い好奇心に駆られちゃうよね』
の続きから訳していきます(∩´∀`)∩
There was nothing so very remarkable in that; nor did Alice think it so very much out of the way to hear the Rabbit say to itself, `Oh dear! Oh dear! I shall be late!’ (when she thought it over afterwards, it occurred to her that she ought to have wondered at this, but at the time it all seemed quite natural); but when the Rabbit actually took a watch out of its waistcoat-pocket, and looked at it, and then hurried on, Alice started to her feet, for it flashed across her mind that she had never before seen a rabbit with either a waistcoat-pocket, or a watch to take out of it, and burning with curiosity, she ran across the field after it, and fortunately was just in time to see it pop down a large rabbit-hole under the hedge.
今回でようやく長かった一文が終わります(´▽`;)ゞ
Chapter1-8から長い道のりでした…(゜ー゜;Aアセアセ
それでは最後の一文を早速見ていきたいと思います(∩´∀`)∩
she ran across the field after it, and fortunately was just in time to see it pop down a large rabbit-hole under the hedge.
とりあえず区切って、
she ran across the field after it,
までを見ていきます(/・ω・)/
she ran across the field
《アリスは野原を走り抜けた》
runは自動詞で後ろに
前置詞acrossがきていますね。
acrossは『横切る』といった意味があります。
acrossは『a + cross』なんだとか。
crossは『十字架』です。
確かに交わった後に、
離れていっていますね。
それが横切る、というニュアンスとして
出てくるのでしょう。
acrossは
『端から端まで横切る』
というイメージになります。
十字架もとある一部ではなくて、
あれも端から端までを交差させているもの、
ということなんでしょうね。
(なんとなくアクセサリーを思い浮かべてしまいました(´▽`;)ゞ)
端から端までなので、acrossには
『向こう側の、~の至る所から』
という意味が出てきますね。
今回で言うと、
she ran across the field
『野原を端から端までに行く勢いで駆け抜けた』
というニュアンスになるのかな、と思います。
ですが、run acrossって
辞書で意味を確認すると、
『…に偶然出会う、 …を偶然見つける』
という意味が出てきます。
(weblio辞書参照)
今回は走り抜けた、と訳したのにう~ん、と思っていたのですが、
『走っていたら偶然出会っちゃった』
というのをイメージしてみました。
そうしたら、
遅刻しそうだからとパンをくわえながら走っていたら、
曲がり角で運命の人と偶然ぶつかっちゃった(・ω<) テヘペロ
という漫画にありきたりの場面が想像されました。
現実で聞いてみたい場面ですけどねε=(・д・`*)
とりあえず、
端から端まで行く勢いで走っていると、
偶然会いたい人に出会うことってあるよね(・ω<) テヘペロ
とまぁ、走ると行動範囲が広がるため、
偶然出会う確率は上がるわけですが、
なんとなくストーカー気配がしてしまいますね、この考え方は…。
ですが、確かに偶然出会う、と考えても
おかしくはないのかな、と思ってしまいました。
…この考え方だと本当にばったり会った時に
果たしてまともに英語としてrun acrossを使えるのかな?
と思ってしまいますけどね…。
これを頭に入れていたら、
「あれもしかしてストーカー…?」
とかちょっとぶっ飛んだことを考えてしまいそうな気がします(´▽`;)ゞ
他に良いイメージないですかね…(゜ー゜;Aアセアセ
と、ちょっと余談も混じってしまいましたが、
続きを訳していきます。
after it
《それの後》
さてそれとは何でしょう?
ウエストコートを着て、更にそのポケットの中から
時計を取りだして確認しながら「まずいよ!まずいよ!」と
独り言をつぶやいていた不思議なウサギですね。
なので、
she ran across the field after it,
《アリスは野原を駆け抜けてウサギの後を追いかけたよ》
となるかと思います。
私だったら
『怪しい(不思議な)ウサギの後を追った』
と、前の文から繋がったニュアンスをここで伝えてみたいところですが、
ちょっと抑えてみました(´▽`;)ゞ
では、続きを訳していきます(/・ω・)/
and fortunately was just in time to see it pop down a large rabbit-hole under the hedge.
ちょっと長いですね。
ちょっとずつ見ていきたいと思います。
and fortunately was just in time to see
《幸運にもちょうど見ることができた》
andは今まで見てきたおなじみの等位接続詞です。
文を見てみると主語がないので、
Sheが省略されて記載されているのでしょうね。
なので、今回は先ほどの文の
She以降と対応していることになります。
fortunatelyは
『幸いに、幸運にも』という副詞です。
fortuneで『幸運』もしくは『財産、富』といった名詞になります。
「富を築ける大きな部分は運だ!」
と言いたい単語なんでしょうかね(´▽`;)ゞ
まぁ、でも実力は当然あるとは思いますが、
たまたま時代にあっていた、ということもあるでしょうし、
富を築いた人は口をそろえて「運が良かった」と言ったりするので、
あながち間違いではないんでしょうね。
とはいえ、富を築く人たちの時代を読む力とか、
行動力などはものすごいものがあると思いますが(゜ー゜;Aアセアセ
just in time
は《ちょうど》ですね。
timeにjustなので、
そのままかなーと思います。
inは『timeの中で』
といった意味合いでしょうか。
ちょっとだけ話がずれますが、
自動車で有名なトヨタは
『ムダを徹底的に排除する』という考え方を持っていますね。
そこで『ジャスト・イン・タイム』と言われる
『必要なものを、必要なときに、必要なだけ』
という考え方も出てきます。
必要になったちょうどその時に、
ということなんでしょうね。
と、余談でしたが、
会社の考え方にも使われているので
なんとなく記載してみました(;´∀`)
そして、次ににto seeがきています。
ちょっと文章が長くなってきたので、
ここで再度文を提示しておきますね。
and fortunately was just in time to see
to seeは不定詞なのですが、
ここではwas to seeと『be動詞+不定詞』となっています。
『be動詞+不定詞』の意味は、
予定:~する予定です
義務:~すべきだ
可能:~できる
運命:~する運命である
意図:~するつもり
といったものがあるようですが、
これって助動詞に似ているかなーと思うわけです。
be動詞のコアイメージとしては、
『何かがそこにある』です。
今回だと「~を見ることがそこにある状態」なのだから、
それを見ることも可能でしょうし、
それを見るつもりといった意図的な意味にもなるのかなと思います。
それを見るべきだ、と自分に言い聞かせた場合は、
それは意図でしょうかね。
『be動詞+不定詞』の英文は今まであまり見ていないので
イメージとしてかなり足りないので、
これから意識して見ていくものとなりそうですね(´▽`;)ゞ
色んな意味があるとすると、
おそらく意味合いとしては曖昧で、
助動詞に似た意味でもあるので、
実際に伝えたい場合は助動詞を使うはず…と思っています。
なので、現段階では、
こういうニュアンスっぽい、という流れで
進めていこうかと思います(゜ー゜;Aアセアセ
では、続きを見ていきます。
it pop down a large rabbit-hole under the hedge.
hedgeは『生垣、垣根』の意味。
私は「垣根」の方が聞いたことがありそうなので、
垣根にしましたが、そもそも垣根ってなんだろう?
と思って画像検索してました(´▽`;)ゞ
こういう文を読むときってやっぱり雑学というか…
書いてあることがわからないとダメですね(゜ー゜;Aアセアセ
down a large rabbit-hole
については、
にて
Down the Rabbit-Hole
《ウサギの巣穴へと飛び込んだ》
と訳しています。
まぁ、これと似たようなものですよね。
ただ、これにpopがついています。
よく日本語でも
「ポップなデザイン」
と言われているような気がします。
ですが…「ポップなデザイン」って何なんでしょうね…?
というか、そもそもポップという言葉は
そこそこ使われているような気がしますが、
なんとなく「これ!」というイメージができていない気がしています。
ダイの大冒険のポップではないでしょうし…( ̄o ̄;)ボソッ
(ダイの大冒険はポップがいないとダメですよね、ほんと!)
今回使われているpopの意味としては、weblio辞書に書かれている
『〔+副詞(句)〕ひょいと入る[出る], 急に動く[歩き出す]』
の意味で間違いないでしょう。
downの後は副詞句なので。
その他のpopの意味を見てみると、
『ポン[パン]と鳴る[爆発する,はじける]』
『〈目玉が〉飛び出る』
『ポンと開く[あく]』
というのが出てきます。
目玉が飛び出る、というのは
実際に飛び出るわけではなくて、
びっくりして目玉が飛び出そうになった、
という意味です。
日本以外でもびっくりした場合、
そのように言うんですかね?(;´・ω・)
ただ、上記の意味を見た限り、意味としては
「楽しい情景なんだろうな~」
と思ってしまいました。
「ポン」という音が
ちょこちょこ出てきていますしね(´▽`;)ゞ
楽しそうだな~、というところから連想すると、
今回の意味で使われる
『〔+副詞(句)〕ひょいと入る[出る], 急に動く[歩き出す]』
ですが、
「ひょいと入る」と言うのも、
なんか軽い感じで、楽しい感じが想像できそうです。
popはリズムというか雰囲気というか…
なんか日本語で言う擬音語のような気がしてきています(´▽`;)ゞ
ワイワイしている、みたいな感じでしょうか☆彡ヘ(゜▽゜ヘ)
こんな単語もあるんだなぁ~と
なんとなく思ってしまいました(゜ー゜;Aアセアセ
話が大分逸れてしまいましたが、
popの意味としては、
『ひょいと入る』
と、ウサギが軽くジャンプして入っているような
そういう情景をイメージさせる単語かと思います。
なので、先ほどの文は
it pop down a large rabbit-hole under the hedge.
《ウサギが垣根の下にある大きなウサギの巣穴にひょいっと入っていったよ》
となるかと思います。
これを
and fortunately was just in time to see
と繋げます。
and fortunately was just in time to see it pop down a large rabbit-hole under the hedge.
《幸運にもウサギが垣根の下にある大きなウサギの巣穴にひょいっと入っていくところをちょうど見ることができたんだ》
seeの後に文がきているのは、
従属接続詞thatが省略されているからですね(∩´∀`)∩
以上から、今回の部分を全て繋げると、
she ran across the field after it, and fortunately was just in time to see it pop down a large rabbit-hole under the hedge.
《アリスは野原を駆け抜けてウサギの後を追いかけたよ。そしたら、幸運にもウサギが垣根の下にある大きなウサギの巣穴にひょいっと入っていくところをちょうど見ることができたんだ》
となるかと思います。
これで長かった一文も終わりました(´▽`;)ゞ
せっかくなので全てを繋ぎ合わせてみたいと思います(∩´∀`)∩
There was nothing so very remarkable in that; nor did Alice think it so very much out of the way to hear the Rabbit say to itself, `Oh dear! Oh dear! I shall be late!’ (when she thought it over afterwards, it occurred to her that she ought to have wondered at this, but at the time it all seemed quite natural); but when the Rabbit actually took a watch out of its waistcoat-pocket, and looked at it, and then hurried on, Alice started to her feet, for it flashed across her mind that she had never before seen a rabbit with either a waistcoat-pocket, or a watch to take out of it, and burning with curiosity, she ran across the field after it, and fortunately was just in time to see it pop down a large rabbit-hole under the hedge.
《その出来事自体はたいして珍しいことではなかったし、「まずい!まずい!遅れてしまいそうだ!」というそのウサギの独り言もまた、そんなに常軌を逸していることだとアリスは思わなかったよ(アリスは後になってよくよく考えてみたら、アリスはこの出来事について驚くべきだったんだけど、その時はとても自然に感じたんだ)。でも、そのウサギがウエストコート(ベスト、チョッキ)のポケットからなんと時計を取り出して確認し、すぐに駆け出していったのには、さすがのアリスも思わず飛び起きちゃった。アリスは今までウエストポーチを着て、あまつさえウエストコートから時計を出して確認するウサギなんて見たことなかったのだからはっとしちゃったんだね。アリスは強い好奇心に駆られ、野原を駆け抜けてウサギの後を追いかけたよ。そしたら、幸運にもウサギが垣根の下にある大きなウサギの巣穴にひょいっと入っていくところをちょうど見ることができたんだ》
となるかなと思います。
長すぎて眩暈がしそうです(;´・ω・)
私は改行を多めにしてしまう人なので、
日本語でも眩暈がしてしまいそうなほど、
長く感じしてしまいますね(´▽`;)ゞ
それでは、次回から新しい文を訳していきたいと思います(∩´∀`)∩